2011年10月18日

質問に答える グダグダ考える無農薬栽培 大根編

栽培に当たってはこういう事をグダグダ考えているという実例。出口が決まっているという前提で栽培を組み立てるとこういう事になる。

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今年の秋冬大根は7回に分けて播種。


【播種日・品種】
@8/1 くれない総太り2号
A8/17 関白
B8/29 関白
C9/5 冬自慢
D9/12 冬自慢,冬どり聖護院,おふくろ
E9/17 冬自慢,冬しぐれ,冬どり聖護院,おふくろ
F10/14 ともしび


@〜B 太陽熱+防虫ネットトンネル被覆
C〜D 裸地+不織布べたがけ(Cは完全密閉)
E 裸地 無被覆
F マルチ+不織布べたがけ+途中から霜よけトンネル

(この後は春大根につなぐ)

【戦況】
@は知人に聞いてダメ元でチャレンジ → 失敗
Aキスジとシンクイに入られ1/4しか採れず。
Bは10/14から拾い採りで収穫開始。50日くらいで揃ってくる感じ。
→10/18現在 Bを採っている状況。いい感じだが,やはり葉まさり気味。

写真はそれぞれB,CD,Eの様子(10/18)
大根関白11-10-18-3.jpg大根11-10-18-2.jpg大根11-10-18-4.jpg


【狙い】
・8/末播きまではつなぎ(八郷町のUさんの表現を借りると「サンマ用」)。どうしても辛みが先行しやすい。
・9/初播種→10/末採りの青首からが本命。この地では寒い年でも1月一杯は青首で行けるので,9/5-10播種の年内採りと9/15-20播種の年明け採りが柱になる。青首は最悪彼岸頃までに播けば何とかなる。1末以降は三浦系を3月初めまで,聖護院を3/10頃まで引っ張って,トンネルのFにつなげる。
・宅配中心なので,大きくしすぎない事を心がけている。株間・条間は極力狭く。

【草・虫対策】
・@〜Bは昨年シンクイとハスモンがひどかったので注意したが,今年もシンクイに入られた。畝の際から入られているので,もっと内に入れた上で,蒸れを覚悟で不織布にするしかないかも。
・CDは数があって防虫ネットトンネルはやってられないので,不織布べたで対応。今年はCは横を完全密閉。Dは黒丸止め(溝を切っての被覆なので密閉度は高い)。9月後半からのモンシロ,カブラハバチも結構腹が立つので,今年は10/7まで我慢してから被覆を剥いで間引き・けずっ太郎除草(進み過ぎて管理機は入れない)。
・Eも本当は軽くべたがけしたいが,さすがにやってられないので,カブラハバチが出たら虫取りする覚悟で裸。幸い逃げ切れた。10/10に間引き+管理機入れて終わり。間に入れた大かぶだけが少し食われている。

※以前は9月に入ってからは無被覆で楽に行けたが,ここ4-5年は段々厳しくなってきた。特にカブラハバチのような雑魚にやられて汚くなるのがとても嫌なのだが,この忙しい時期に大根の被覆に手をかけるのも優先順位から言ってどうなのかという難しい判断。かと言って代替手段があるかと言えば,仮に撒布系の物に手を出すとしても9末〜10月初めに1-2回入る訳だから,大した労力の削減にもならないのではないか。

つーことをいろいろ考えると,前半は太陽熱やネット被覆のような資材使用が出来る程度,後半の裸地区では被覆・道具除草できる程度に面積を抑えた経営をする,というのが最も合理的な解決法に思える。慣行から見れば趣味すれすれの手のかけ方が単価の維持と参入障壁として機能している。収量や規模拡大だけがソリューションではない好例だと思うが果たして。


posted by かぜだより at 22:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 畑情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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