最近ちょいとブイブイ言わせすぎなので,調子こいてんじゃねーよ,とやんわり指摘した所,口とんがらがせてつまらん口答えしたので,ガッツリ叱るハメになった。本当によく頑張ってはいるんだが,どうもこの人は独立するという意味をはき違えている所がある。まぁ頭の悪い子ではないので理解してくれると思うが。というか,次も周りが叱ってくれると思うのは甘い。
農業者に限らず,フリーの仕事をしている人は一人一人が一人前という前提の世界に生きている。僕も就農当初,周りが自分を対等に扱ってくれる事がうれしかったが,ほどなくその厳しさも知ることになった。自分に悪い所・未熟な所があっても,誰も叱ってくれない。墜ちて行っちまえ,とまでは思っていないにしても,嫌がる事を言ってまで注意してくれる先輩や友人はそうそういない。冷たいようにも思うが,それが当り前の世界である。みんながシャチョーさんなんだから。誰も悪い所を指摘してくれないまま,自分では正しいと思って進んでしまう事を思うと今でもゾッとする。会社を辞めてから以前の同僚と久しぶりに話すと上司の悪口の多さにびっくりするが(笑),フリーの立場から見ると「業務の一環として叱ってくれる人がいるなんてうらやましいなー」と思ってしまう。中にいたらそうは思わないけどね。
イクコは,僕に注意されることを「ケンカ」と言っちゃうような勇気凛々な人で(笑),そういうとんがった所が良さでもある。しかしそれは敵を増やす要素でもあるので,彼女が長所を生かしてのびのびやっていくためには,その良さを理解してフォローしてくれる人や環境が大事だ。それを本人も大事にしないといけない。
まぁ僕も説教垂れられるようなえらそうな立場ではないんだが。
周囲に叱ってくれる人がいること、とても大切で、感謝すべきことと思います。久松さんと同じかもしれませんが、自分が注意してほしいぶん、人にも注意したい。そのパートナーが大事だから、お互いに遠慮なく指摘できるのがパートナーだから、知らんぷりじゃなく言ってあげることが愛(古い?)だってわかってるから。
でも自分の経験上、失敗を経験することもすごく大切ですよね。大切な人には失敗してほしくないんですが、失敗を見守り、パートナーが何かを求めてるときに手を差し伸べる。これも愛かな、と。
私は、いくら周りからダメと言われても、やってみないと気がすまないんです。失敗する、と言われても、失敗しないように考え、失敗したら糧にして。ま、近くに親や尊敬できる農家がいて、その人たちは自分を見放さない、て思ってるからやるんですが…。余計なですが、イクコさんは、どうなんでしょ?
おっしゃる通りです。
僕はドンくさい失敗を繰り返して今日に至っているので,後続の物には最短コースを行ってほしいという思いがあります。でも,自分で失敗しないと,後でその選択肢を選んでしまう可能性もありますよね。よほど想像力が豊かな人でない限り,人の話だけでやってみたい気持ちを抑える事はできないでしょう。僕も「やっちゃう人」です(笑)。
俺がケツ拭いてやるから何でもやれ!と言えればいいんですが,そこまでの度量も余裕もなく。コントロールしようとは思ってないですけどね。
大事なことなので,また記事化します。
ホント・・・
自分たちでやっていくしかないことの
恐さや孤独さ・・・これは、味わったものにしかわかんないです(笑)
同業者でもある久松さんに、いろいろ言ってもらえるなんて、、、ホントありがたいですね。言えば分ってくれる子だからこそなんだろうなぁ〜
でも、わかんないなら痛い思いをするのも経験なんだろうなぁ・・・
かわいい子には旅をさせよ。ですね〜
イクちゃんがんばれ〜☆ってコレ久松さんのブログかぁ〜
自分の足で立っている喜びも大きいですが,怖さも人一倍ですね。誰でも出来る事じゃないかも。10年もやってるとずうずうしく開き直ってはきますが,恐怖感・孤独感は消えません。
かわいい子には旅をさせよっていう言葉がある位で,無理やりにでもさせようと思わないと出来ないもんですねー。問われるのは親の側ですね。